Web会議を行うためには、システムの導入や機材の準備などが必要ですが、照明も重要な要素の一つです。照明が暗いと、相手に与える印象に悪影響を及ぼしかねません。印象を左右するライトの導入を検討してみましょう。
どんな場面でライトが必要?
会議の内容によっては、必ずしもライトが必要ではありません。室内照明や自然光で十分な場合もあるでしょう。では、どのような場合に、ライトを使った方がよいのでしょうか。
顧客との重要な商談の場合
室内照明だけではやや明るさが足りず、顔や部屋の雰囲気が暗い印象になる場合があります。重要な商談や大きな契約を交わす時など、暗い印象は不利に働きかねません。ライトを設置することで、明るい印象になるので活用するとよいでしょう。
Web面接を行う場合
面接をする側も受ける側も、双方ともにライトを活用するとよいでしょう。お互いの顔がはっきりと見える必要がありますし、対面ではないからこそ、明るく清潔感のある雰囲気を作りましょう。
Web会議のライトの選び方
では、どのようなライトを選べばよいのでしょうか?
LEDか蛍光灯か
ライトには大きく分けて、LEDと蛍光灯の2種類があります。蛍光灯はLEDよりも安価ですが、LEDは蛍光灯の10倍近く長持ちすると言われています。蛍光灯はLEDより消費電力も大きく、電灯が熱くなりやすいというデメリットもあるためか、現在販売されているものもLEDが多いです。これから購入するならLEDの方がおすすめです。
リングライトか卓上ライト(デスクライト)か
最近では、写真や動画撮影などで使われるリングライトが、Web会議でも利用されることが増えてきました。リングライトとは、円形状のライトで、被写体全体に光が当たるため、影ができにくく、自然に明るくすることができます。
一方、卓上ライトでも、顔を十分明るく照らしてくれます。Web会議以外の場面、例えば仕事のときや読書のときにも使いたい場合は、卓上ライトの方がよいでしょう。
スタンドタイプかクリップタイプか
リングライトも卓上ライトも、設置方式にはスタンドタイプとクリップタイプがあります。スタンドタイプは、気軽に置き場所や光の角度を変えられます。クリップタイプは、スタンドタイプよりも場所を取らず、付け替えも簡単です。
目的別に選ぶ
ここからは、目的別におすすめのライトをご紹介します。
気軽に導入したい、一人でWeb会議に参加する場合
LED小型リングライト
小型で安価で購入でき、充電して使えるものも多く、配線が邪魔になりません。
輝度や色温度を調整したい、相手に好印象を与えたい場合
調光機能付きのライト
光や色を調整することで、顔の色合いや全体的な雰囲気は大きく変わります。明るすぎても目が疲れてしまうので、調節機能があると便利です。
より強い光がほしい、さらにはっきりと顔や部屋を明るくしたい場合
パネル型LEDライト
パネル型LEDライトは、リングライトよりLEDが密集していて個数も多いので、強い光を確保できます。
広い範囲を照らしたい、重要な会議や商談の場合
ダブルリングライト
リングライトが二つ付いており、二つの光源の位置や方向を自由に調整でき、自然な光を再現できます。広い範囲を照らせるため、光が直接目に入るのを避けられ、眩しさを軽減できます。設置する場所も手間もかかるため、その都度準備するのは大変なので、重要な会議や商談の際に活用するとよいでしょう。
いずれの場合でも、ライトを設置したら、一度カメラを通して映り方を確認しましょう。画面に映った顔の印象をチェックして光の加減を調整することが大切です。
ライトを上手に活用して、相手に好印象を与えられれば、商談や打ち合わせがスムーズに運ぶことも期待できます。ぜひ試してみてください。