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2025年4月2日

オフィス環境にウェルビーイングを導入するメリット

いま、オフィスにウェルビーイングという考え方を取り入れる企業が増えています。このコラムでは、あらためてウェルビーイングとは何か、また、オフィスに導入するメリットについてご紹介します。

ウェルビーイングとは

 

ウェルビーイングとは、心身の健康や社会的な条件が満たされている状態を意味する言葉です。つまり、身体的にも精神的にも健康であり、やりがいのある仕事と職場環境に恵まれ、周囲との人間関係も良好で、家庭や趣味など私生活と仕事のバランスが取れている、といった良い状態にあれば、満足度や幸福度が高いと考えられています。

オフィスにウェルビーイングが必要な理由

 

企業のオフィスづくりにおいてもウェルビーイングが求められるようになったのは、コロナ禍でリモートワークや在宅ワークが広がったことや、優秀な人材を確保するため、多様な働き方や価値観に対応できる仕組みが必要になったためです。

ウェルビーイングを導入するメリット

 

企業がオフィス環境にウェルビーイングを導入することで、得られるメリットは以下の通りです。

〇生産性の向上

ウェルビーイングを導入することは、社員一人ひとりの選択を尊重するということです。それにより、社員のモチベーションが上がり、能動的に業務を遂行するようになります。管理されるより自ら動くことで、社員は仕事にやりがいや誇りを感じ、それが生産性の向上につながるという好循環が生まれます。

 

〇離職率の低下

ウェルビーイングの導入によって、社員のワークライフバランスにも良い影響をもたらします。自分に合うフレキシブルな働き方が可能になることで、不安や不満が軽減され、自社に対する肯定感が高まります。その結果、辞めたいと思う社員は減り、定着率が高くなることで、求職者に対しても自社の評価を上げ、人材確保につながります。

 

〇健康経営の実現

ウェルビーイングの導入で、勤務体制や職場環境の改善を進めることになります。これにより、社員の「健康を維持して働きたい」という望みをサポートすることができます。社員が健康であれば病欠も減り、生産性も上がります。経営戦略において、社員の健康管理を投資ととらえる健康経営を実現できます。

 

ウェルビーイングが叶うオフィス環境

 

ウェルビーイングが叶うオフィス環境にするためには、次のような方法があります。

 

ABWなどを導入する

固定席を持たずに好きな席で仕事ができるフリーアドレス制や、場所や時間の制限もなく自宅やカフェで仕事ができるABWなどを導入することで、社員の働き方の自由度が高まります。

フリースペースのオフィスでは、1人で集中したい時のために個室型のワークブースやパーテーションで囲んだスペースが用意されているなど、業務の用途に応じて座る場所の選択肢が増え、社員がより働きやすくなります。

 

〇コミュニケーションスペースをつくる

ウェルビーイングを叶えるために大切なことの1つに、良好な人間関係を築くことがあります。職場の人間関係の良し悪しは、居心地の良し悪しに影響しますから、社員同士がコミュニケーションを取りやすいスペースをつくることが効果的です。企業によっては、休憩スペースや図書室、ゲームコーナーやトレーニングルームなどを設け、社員同士の交流の場を生み出す工夫をしています。

 

オフィス環境にウェルビーイングを導入する際には、社員の意見を聞き取り、希望を取り入れることが大切です。社員の意向を抜きにしては、せっかく導入しても望む効果が得られません。誰もが健康で幸福感を持って働けるオフィスづくりを、社員とともに目指してください。

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