テレワークやWeb会議が当たり前になった現代のオフィス。多くの企業が「集中できる環境」と「快適なコミュニケーション」の両立という課題に直面しています。その解決策として注目を集めているのが、オフィス内に手軽にプライベートな空間を作り出せる「個室ブース」です。
導入を検討する際、多くの方が悩むのが「レンタル」と「購入」のどちらを選ぶべきかという問題です。
今回は、個室ブースのレンタルと購入それぞれのメリット・デメリットを比較し、ランニングコストの観点からどちらが本当に「お得」なのかを徹底検証します。

個室ブースはレンタルがお得?ランニングコストを徹底検証!
個室ブースレンタルのメリットとは?
まずは、個室ブースをレンタルで導入するメリットを見ていきましょう。
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初期費用を抑えられる:購入に比べて、導入時にかかる費用を大幅に抑えることができます。「試しに使ってみたい」「ごく短期間だけ利用したい」といったニーズには適していると言えるでしょう。
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手軽に始められる:資産購入などに関わる手続きが不要なため、導入までのハードルが低いのが魅力です。
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不要になれば返却できる:プロジェクト単位での利用など、将来的に不要になることが分かっている場合には、返却という選択肢があるのはメリットです。
購入のメリットとは?
一方、購入にはレンタルにないメリットがあります。
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企業の「資産」になる:購入したブースは企業の資産として計上できます。経費として減価償却できるため、経理上のメリットも生まれます。レンタル費用は単なるコストですが、購入は将来への投資と言えます。
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デザインや仕様の自由度:レンタル品は仕様が固定されていますが、購入であれば自社のオフィスデザインに合わせたカラーリングを選んだり、必要なオプションを追加したりと、自由にカスタマイズが可能です。
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豊富な選択肢:レンタル品の市場より、購入品の市場のほうが数が豊富です。購入市場には多種多様なメーカー・モデルが存在するため、機能、デザイン、安全性などをじっくり比較検討し、自社に最適な一台を選ぶことができます。長期間安心して使える、高品質な製品を選べるのも購入ならではの利点です。
レンタルと購入、どちらがお得?
それでは、本題であるコストパフォーマンスについて比較してみましょう。
ランニングコストを徹底比較
ここで、具体的な費用をシミュレーションしてみましょう。 仮に、月額5万円の個室ブースをレンタルした場合と、100万円の個室ブースを購入した場合で、3年間利用した際の総コストを比較します。
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【レンタル】
月額費用:5万円
3年間の総費用:5万円 × 36ヶ月 = 180万円 -
【購入】
本体価格:100万円
3年間の総費用:100万円

ご覧の通り、わずか3年の利用で80万円もの差が生まれます。オフィス設備として個室ブースを恒常的に活用する場合、購入の方が圧倒的にコストメリットが大きいことは明らかです。
導入時に考慮すべきポイント
コスト以外にも、以下の点を考慮する必要があります。
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利用期間:1年未満の短期利用であればレンタルも選択肢になりますが、1年以上の利用が見込まれる場合は購入がお得です。
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資産価値:購入したブースは企業の資産となります。経費として減価償却できる点も、経理上のメリットと言えるでしょう。レンタル品は、どれだけ費用を払っても自社の資産にはなりません。
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カスタマイズ性:レンタル品は仕様が固定されていますが、購入品であれば自社のオフィスデザインに合わせたカラーリングやオプションの追加が可能です。
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品質と安全性:長期間、安心して使用するためには、製品の品質や安全性が非常に重要です。特に不特定多数の従業員が利用する設備だからこそ、堅牢性や防火性能などをしっかりと確認する必要があります。

個室ブースを導入する際の注意点
導入を成功させるためには、いくつか注意すべき点があります。
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スペースの選び方と配置の工夫:従業員の動線を妨げず、かつ利用しやすい場所に設置することが重要です。また、消防法や建築基準法に関わるケースもあるため、設置場所については事前に確認が必要です。
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快適な使用のための気配りポイント:誰がいつ利用しているか分かるように予約システムを導入したり、利用ルールを明確に定めたりすることで、トラブルを防ぎ、公平な利用を促進できます。
その点、日東工業の「プライベートボックス®」は、キャビネットメーカーとして培った高い技術とノウハウから生まれた堅牢な設計に加え、消防法に準拠した下方放出型消火装置を標準装備するなど、安全性にも最大限配慮しています。分割構造で搬入も容易なため、オフィスのレイアウト変更にも柔軟に対応できます。
個室ブースがもたらす効果
適切な個室ブースを導入することは、コスト以上の価値を企業にもたらします。
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職場環境の改善と生産性向上:「Web会議の声が気になる」「集中できる場所がない」といった従業員のストレスを解消し、エンゲージメントと生産性の向上に直接的に貢献します。
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情報漏洩リスクの低減:重要な会議や電話の内容が外部に漏れるのを防ぎ、企業のセキュリティレベルを高めます。
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人材確保への貢献:働きやすい環境を整備することは、従業員満足度の向上につながり、優秀な人材の確保や定着にも良い影響を与えます。
おすすめの個室ブース紹介
上記にあげたポイントをすべて満たした商品をご紹介します。
「プライベートボックス」は高い遮音性能はもちろん、利用目的に合わせて選べる豊富なラインアップが特徴です。

一人用タイプ: Web会議や集中作業に最適なパーソナル空間を確保します。
照明やコンセントも完備しており、ビジネスを快適に進めることができます。
詳細はこちらから


二人用タイプ: 対面仕様とWeb会議仕様の2パターンがあります。
1on1ミーティングや、ペアでの共同作業など、コミュニケーションを伴う業務にも柔軟に対応可能です。
詳細はこちらから。

スポットクーラー対応タイプ: 夏場の室温上昇や、PC・モニターなどの機器から発生する熱がこもりやすいという課題を解決。長時間の利用でも快適な環境を維持し、パフォーマンスの低下を防ぎます。
工場や空調が整っていない環境でも導入をご検討いただけます。
詳細はこちらから。
まとめ:長期的な視点なら「購入」一択
個室ブースの導入において、レンタルは一見すると手軽な選択肢に思えるかもしれません。しかし、ランニングコスト、資産価値、品質、安全性を総合的に考慮すると、長期的に利用するオフィス設備としては「購入」が最も賢明な選択です。
使い続けるほどにコストメリットが大きくなり、企業の資産として価値を持ち続ける。そして何より、従業員が安心して快適に働ける環境を永続的に提供できる。それが、個室ブースを購入する最大のメリットと言えるでしょう。

