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2024年6月28日

個室ブースの暑さ対策

省スペースで比較的手軽に設置でき、集中して仕事をするスペースを実現できる個室ブースですが、特にフルクローズタイプの場合、暑いというイメージがあります。

「夏の個室ブースの暑さ対策」については、以前にもご紹介しました(夏の個室ブースの暑さ対策)が、最近は温暖化のせいか、夏場に限らず暑いと感じる時期が増えたのではないでしょうか。

今回は、「暑さ対策その2」として、新たな情報とともにお届けします。

個室ブースは暑いのか

ひと口に個室ブースといっても、コの字型のオープンタイプや天井のないセミクローズタイプの場合、暑さはオフィス内の空調環境とほとんど変わりません。しかし、完全個室型のフルクローズタイプの場合、やはり閉じられた狭い空間のため、気温は上昇しがちです。そこで、主にフルクローズタイプの個室ブースについての暑さ対策を、次章でご紹介します。

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個室ブースの暑さ対策

空気を循環させる

フルクローズタイプの個室ブースには、換気扇を装備し、空気を循環させて室内の温度上昇を抑制してくれるものがありますが、定期的に空気を入れ替えることで、暑さ対策になります。酸欠や二酸化炭素中毒の恐れも回避できますから、休憩時間などに時々はドアを開けるようにしましょう。また、小型の扇風機や空気を循環するサーキュレーターを使うと、呼気や電子機器の熱がこもるのを防ぐことができます。

発熱しにくいものを使う

照明は白熱電球ではなく、LEDにしましょう。狭い個室内では、照明の発熱量の影響は大きくなります。LEDの発熱量は低く、耐用年数も長いので、経済的にもおすすめです。また、電子機器から発生する熱でも室温は上がります。パソコンではなくタブレットにするなど、なるべく熱を発しない機器を使用するとよいでしょう。

その他の暑さ対策の工夫

冷感グッズの活用や五感から涼しさを取り入れる工夫でも、暑さ対策として効果があります。

着用する衣服など、肌に触れるものは、冷感素材や通気性の良いリネンやコットン素材のものにしましょう。足元のマットや椅子の座布団もそうした素材のものを敷くとよいでしょう。水に濡らすとひんやりとした感触になる冷感タオルを首に巻いて作業するのもおすすめです。また、暑い時は靴の中も蒸れるので、通気性の良いスリッパやルームシューズに履き替えることで、足元が涼しくなります。

個室ブース内のインテリアに水色やグリーンなどの寒色系のものを取り入れたり、川の流れや海の波音などのBGMを流したりすると、涼しい気分になります。また、個室ブースにペパーミントやレモンなど柑橘系の香りのアロマオイルを置いたり、スプレーしたりすることでも清涼感を演出できます。

スポットクーラー対応の個室ブース

個室ブースの暑さ対策として、いくつかの方法をご紹介してきましたが、実はそうした対策が不要になる、クーラー付きの個室ブースも登場しています。例えば、遮音性に優れた個室ブースの1つである「プライベートボックス」には、スポットクーラー対応のものがあります。スポットクーラーから冷風を送り込んで、個室ブース内の温度を約10℃下げることができます。送風口は開閉でき、風量調節も可能なので快適です。クーラーの動作音はダクトによって低減されるので、静粛性も保たれ、Web会議や電話時にも妨げになる騒音の心配はありません。これから個室ブースの導入を検討される場合は、クーラー対応タイプのものがおすすめです。

周囲の音を遮断し、集中して業務を行うことのできる個室ブースで、さらにクーラーも使えるものであれば、熱中症の心配もなく、安心して快適に過ごせますし、作業効率もますますアップしそうです。

 

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