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2024年7月29日

さまざまなスタイルに合わせた個室ブースの選び方

最近はABW(Activity Based Working)など、さまざまなワークスタイルが増え、オフィスの環境も変化しています。そんな中、落ち着いて仕事ができる空間を省スペースで確保するため、個室ブースの導入を検討するところも多くなっています。

このコラムでは、オフィスのスタイルに合った個室ブースの選び方のポイントをお伝えします。

個室ブースとは

個室ブースとは、電話ボックスのようなコンパクトな箱型の、防音性に優れたワークスペースのことです。1人用から複数人用のサイズがあり、デスクやチェア、電源やネット環境はもちろんのこと、さらに空調まで備えられたものもあります。個室ブースには、大きく分けて、フルクローズタイプとセミクローズタイプ、そしてオープンタイプの3種類があります。

スタイル別に選ぶ個室ブース

3つのタイプの個室ブースの中から、オフィスのスタイルに合うものを選びましょう。

防音効果を重視するなら「フルクローズタイプ」
  • フリーアドレスを採用している
  • 個室や会議室が少ない
  • オフィス全体が騒がしい
  • 秘匿性のあるWeb会議の頻度が高い
  • 静かに集中して業務を行いたい

上記のような場合にはフルクローズタイプがよいでしょう。

フルクローズタイプは、床、天井、壁のすべてが覆われた遮音性の高い箱型の完全個室です。集中して仕事ができ、機密情報やプライバシーの保護に役立ちます。秘匿性の高いWeb会議用として会議室代わりに使いたい、集中して業務を行いたいときに最適です。完成品や組立式もありますが、既製品よりフレキシブルに、サイズ・デザイン・機能をニーズに合わせて決められる施工型もあります。

予算を抑えて防音性も確保するなら「セミクローズタイプ」
  • オープンスペースが多く個室が少ない
  • オフィスの環境はそれほど騒がしくない
  • 比較的静かな設置スペースを確保できる
  • ある程度の防音効果はほしい
  • 予算は低めに導入したい

このような場合は、セミクローズタイプがよいでしょう。

セミクローズタイプは、天井が開いている半個室型です。フルクローズタイプより低予算で導入が可能です。フルクローズタイプに比べれば、遮音性はやや劣るものの、個室性があり、なおかつ開放感があります。高い吸音性のあるパネルを用いた製品もあるので、長時間利用するなら、閉塞感のあるフルクローズタイプよりも、こちらの方がおすすめです。

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気軽に導入するなら「オープンタイプ」
  • 秘匿情報を扱うWeb会議の頻度が低い
  • 音の問題が少ない
  • スペースがあれば、個室でなくてもできる作業が多い
  • 他のスタッフと随時連絡を取る必要がある
  • 導入費用をできるだけ抑えたい

こうした場合には、オープンタイプがよいでしょう。

オープンタイプは、天井と壁の一部が開口している閉塞感のないタイプです。個室ブースの中でも、最も低予算で簡単に導入できます。完全に遮音することはできませんが、適度に視線や音を遮り、集中できるワークスペースになります。それほど防音性や機密性を求めず、企画を練る、プレゼンの資料を作る、といった作業の場合、オープンタイプでも十分でしょう。視線がある程度遮られるため、落ち着いて仕事ができるとともに、完全に遮断されていないので、周囲の人とコミュニケーションを取りながら作業を進める必要がある場合に、オープンタイプは向いています。

個室ブースを選ぶ際の注意点

フルクローズタイプは消防法や建築基準法で居室として扱われるため、導入の際には法令に準拠したもの、またPSE規格に適合したものを選びましょう。セミクローズタイプは家具扱いとなるため、消防法に抵触する可能性は低くなりますが、フルクローズタイプと同様にPSE規格に適合したものを選びましょう。オープンタイプについては、建築基準法や消防法に抵触する心配はありません。

自社のワークスタイルに合う個室ブースを導入して、作業効率のアップを図りましょう。

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