テレワーク中によくある悩みの一つが「集中力に欠けてしまうこと」です。集中ができない原因を知り、解決策を探ってみましょう。
テレワークに集中できない原因と対策
まずは集中できない原因を大まかに3つ挙げて、それぞれに対しての解決策を考えていきます。
原因1 緊張感に欠けるから
自宅におけるテレワークでは、上司や同僚など会社関係者が周囲にいる状況とは異なり、他人の視線が気にならない環境です。また、出かける必要がなくなると、部屋着のラフな格好のままで仕事をしがちです。緊張感の欠如から、仕事モードに切り替えられず、集中できない原因の一つになっています。
対策
1.着替える
部屋着のままで過ごすことは避け、出勤時と同様のオフィス向けの服装に着替え、身だしなみも整えましょう。ビジネスモードのスイッチが入ります。
2.人物のポスターを貼る
人目を意識することで集中力が保てます。好きなタレントのポスターなど、視線の合う位置にカメラ目線で撮られた人物のポスターを貼っておくと効果的です。
3.業務の目標を立てる
一日のやるべきことを紙に書き出し、始業前にタイムスケジュールを組み立てましょう。そして、やる気が出ないときは、すぐに終えられる簡単な仕事からとりかかります。集中力が高まり始めたら、徐々に難題にとりかかるようにします。目標を達成できたら、おやつを食べるなど、ご褒美を用意することもやる気につながります。
原因2 メリハリがないから
テレワークでは、通勤時間がなくなり、始業や終業の時間もあいまいになり、だらだらとした働き方をしてしまいがちです。つい夜更かしや朝寝坊をしてしまい、食事の時間もいい加減になってはいませんか。生活習慣の乱れも、集中力を低下させる原因になっています。
対策
1.オンとオフの時間を決める
テレワークでも始業時間と終業時間と休憩時間を守って、メリハリのある働き方を心がけましょう。時間を決めて取り組むことで、だらだらせずに集中力を維持しやすくなります。
2.規則正しい生活を心がける
出社時と同じ時間に起床し、カーテンを開け部屋の空気を入れ替え、太陽光を浴びましょう。朝に日光を浴びることで体内時計が整います。十分な睡眠時間と栄養のある食事を摂ることで、集中力の維持につながります。
3.適度に運動する
適度に体を動かすことは、鬱屈した気分を発散でき、リラックス効果をもたらすことから、集中力の維持にも大きく関係します。ずっと同じ体勢では血流も悪くなり、頭が働かなくなります。適度に体を動かして心身をリフレッシュしましょう。
原因3 誘惑に負けるから
テレワークでは、職場にはない誘惑がたくさんあります。テレビやおやつ、スマートフォンやタブレットでついSNSが気になる、気がついたらゲームを数時間してしまっていた...、ということもあるかもしれません。あるいは、家事に時間を取られる、同居の家族と話し込んでしまって集中できない、という場合もあるでしょう。
対策
1.仕事に関係のないものを置かない
自分の気が散りそうなものは、見えないところに片付けておきましょう。スマートフォンやタブレットも仕事で使わない場合は近くに置かず、別の部屋に置くようにします。通知音も鳴らないように設定しておきましょう。着信音や通知音が聞こえると集中力が乱れます。
2.リラックスモードも大切にする
ずっと集中し続けることは難しいものです。リラックスする時間も意識して設けましょう。時間を決めて、リラックスタイムにはしっかり休息を取ることで、仕事もはかどります。どうしても眠いときなど、短時間の昼寝をするのも頭がスッキリしてよいでしょう。
3.集中できる環境を整える
作業に適した机や椅子、照明を用意したり、雑音対策にイヤホンやスピーカーを揃えて集中力を高めるBGMを流したり、などの工夫をしてみましょう。同居の家族にも集中したい時間帯を伝え、その時間は部屋に立ち入らない、話しかけない、などに協力してもらいましょう。
しっかりと集中し仕事がはかどる対策を取ることで、快適なテレワーク生活を実現しましょう。