COLUMN
コラム

2025年2月4日

コワーキングスペースの特徴

今回のテーマは「コワーキングスペース」についてです。異なる業種の人々が働く共有の場であるコワーキングスペース。その特徴やメリット・デメリットなどをご説明します。

コワーキングスペースとは

コワーキングスペースとは、「Co(共同の、一緒に)」「Working(働く、仕事をする)」「Space(場所)」を語源につくられた言葉で、「共同で働く場所」という意味です。

さまざまな年齢や職業の人々が共同で利用して働ける場所で、カフェや図書館のようにオープンなワークスペースに家具やOA機器などが備えられ、仕事ができる環境が整っています。

似た形態でレンタルオフィスは、個室など契約した専用スペースを契約者のみが使用できること、シェアオフィスはオープンスペースではなく個室であることが違いです。広義では、コワーキングスペースもシェアオフィスに含まれると言えます。

コワーキングスペースの機能 

コワーキングスペースの機能は施設ごとに異なりますが、基本的にはフリーWi-Fiが用意されており、多くは固定席ではないフリーアドレス制です。コーヒーやお茶などのフリードリンクが設置され、中には有料でアルコールを提供している場合もあるようです。

またロッカーや本棚、コピー機や文房具、キッチンを備えているところもあります。

コワーキングスペースのサービス

コワーキングスペースによっては、セキュリティを重視する人向けに個室を備えているところや、利用者の起業を支援するために法人登記や住所の利用が可能で、郵便物の受け取りや転送などのサービスもあります。

その他、会議室やセミナールームが設置されホワイトボードやプロジェクターなどが利用できるところもあります。

コワーキングスペースの利用方法

コワーキングスペースの利用には、月額制とドロップイン制と呼ばれる一時利用があります。

ドロップイン制は1日または時間単位で料金を支払うシステムなので、たまにしか利用しないのであればドロップイン制、頻繁に利用するのであれば月額制と、ワークスタイルに合わせて料金プランを選ぶとよいでしょう。

コワーキングスペースのメリット

〇初期費用が節約できる

単独でオフィスを借り家具をすべて揃えるのに比べて、コワーキングスペースは初期費用が大幅に節約できます。

 

〇働き方をフレキシブルにできる

好立地なコワーキングスペースも多く、アクセスが良いと通勤時間が短縮できます。育児や介護と両立したい、自宅では仕事をする場所がないという人にとって高い利便性があります。

 

〇異業種交流ができる

さまざまな職種の人々が働いているため人脈が広がります。コワーキングスペースによっては、利用者同士の交流を支援するイベントを実施するところもあります。新しいビジネスが生まれるチャンスも期待できます。

コワーキングスペースのデメリット

 

〇周囲が気になる

不特定多数の人が利用するスペースであるため、周囲の会話や人の出入りが気になって集中できないこともあります。

集中して仕事がしたい場合は個室や個室型ブースを備えたコワーキングスペースを選ぶとよいでしょう。

 

〇セキュリティ面に不安がある

コワーキングスペースは、企業のオフィスに比べるとややセキュリティレベルが低いとされています。他の利用者に情報漏洩してしまうリスクもあります。

パソコンの画面をそのままにして席を立たない、機密情報の入った資料は出力しないなどの対策が必要です。

 

コワーキングスペースは起業や独立を考える人に、またWebデザイナーやライター、建築家といったクリエイティブな職種の人におすすめです。初期費用を安く抑えられ、自宅で仕事をするよりも他社との交流から新規の案件が生まれる可能性があります。

 

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