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コラム

2022年9月20日

個室ブースの暑さ・寒さ対策

個室ブースの空調って、どうなの?

「フルクローズタイプの個室ブースって、完全に箱型だし、暑いんじゃないの?」多くの方が、そんなイメージを持っているでしょう。個室ブースには、前回のコラムでご紹介した通り、フルクローズタイプ(完全個室型)だけでなく、セミクローズタイプ(半個室型)やオープンタイプがあります。天井がないセミクローズタイプや三方しか囲まれていないオープンタイプの場合は、ブースそのものというより、オフィス全体の空調による影響が大きいでしょう。

ここでは、フルクローズタイプの個室ブースの空調対策について、取り上げてみます。

個室ブースの暑さ対策

暑いと集中力が落ちます。頭がボーっとして考えがまとまらず、イライラしがちになり、眠気を招くこともあります。そんな事態を避けるには......

こまめに喚気をする

単純なことですが、定期的に空気を入れ替えることで、暑さ対策になります。酸欠や二酸化炭素中毒の恐れも回避できますから、休憩時間など時々はドアを開けるようにしましょう。フルクローズブースには、換気扇を装備し、空気を循環させて室内の温度上昇を抑制してくれるものがあります。厚生労働省の新型コロナウイルス感染症対策で定められた、換気扇・換気回数の基準を満たしている製品などを選ぶと安心です。

発熱しにくいものを使う

例えば、照明を白熱電球ではなく、LEDにするだけで暑さが変わります。狭い個室内では、照明の発熱量の影響は大きくなります。LEDの発熱量は低く、耐用年数も長いので、経済的にもおすすめです。また、暑い時期は、電子機器から発生する熱も気になります。パソコンではなくタブレットにするなど、なるべく熱を発しない機器を使用しましょう。

扇風機やサーキュレーターを使う

小型の扇風機や空気を循環するサーキュレーターを使うと、呼気や電子機器の熱がこもるのを防ぐことができます。デメリットは音の問題です。できるだけ静かな製品を選ぶか、多少の音なら気にならないような作業時の使用に限られます。

個室ブースの寒さ対策

遮断性の高い個室ブースでは、暑さに対し、寒さの方はあまり気にならないかもしれません。そのため、寒さ対策といっても限りがありますが......

床に敷物を敷く

冬の季節、寒さを感じるのはやはり、足元からです。ブースの床にカーペットやシートなど、何か敷物を敷くことで足元の冷えを防げます。

衣服で調節する

膝掛けを使ったり、上着を重ね着したりする工夫で、防寒になります。

防寒グッズを活用する

電気ホットカーペットの座布団マット、ヒートクッションなどを椅子の座面に使用することで、腰まで暖かくなります。湯たんぽや使い捨てカイロなども活用するといいでしょう。

空間の狭い個室ブースでは、急激に温度が上昇する可能性のあるストーブやヒーター、また湯気の発生する加湿器などの使用は避けた方がいいでしょう。製品によっては、火災報知器などの誤作動の恐れがあり、おすすめできません。フルクローズタイプの個室ブースでも、空調の安定したオフィス空間に設置すれば、暑さや寒さの問題に悩まされることはないでしょう。季節を問わず、こまめな換気は大切です。

上手に温度調節をして、快適に個室ブースを利用してください。

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