間仕切りのないオープンスペースってどうなの?
最近では、オフィスのレイアウトによく導入されているオープンスペースですが、その使い勝手は実際のところ、どうなのでしょうか。
メリットに感じること、デメリットに思えることをそれぞれ、見てみましょう。
オープンスペースのメリット
開放感がある
壁がないため、なんといっても開放感があるのがいいところです。
コストが安い
ワンフロアに多くの社員が働ける環境が生まれ、省スペースで家賃を抑えられます。
スペースのムダを解消
フリーアドレス制の導入により、固定席を設けず、昼間は営業で席を外している社員が多い場合なども、スペースを有効に活用できます。
コミュニケーションの活性化
オープンスペースで仕事をすることにより、社員同士のコミュニケーションがとりやすくなります。
モチベーションアップにつながる
オフィスのレイアウトがおしゃれで素敵なデザインであれば、社員のモチベーションも上がります。結果として生産性の向上や、優秀な人材の確保にもつながります。
オープンスペースのデメリット
プライバシーがない
オープンスペースでは、プライバシーの確保が難しいため、そこで働く従業員はストレスにさらされやすい傾向にあります。
ウイルス感染症に弱い
間仕切りがないため、インフルエンザなどの病原菌も蔓延しやすく、身体に不調をきたす社員が増える可能性があります。
室内温度の調節が難しい
体感温度は一人ひとり、それぞれに違います。寒がりの人も暑がりの人もいる中、オープンスペースの一定の温度管理では、不満の声が聞かれることもあります。
周りの音が気になる
静かに集中して作業したい場合もあるでしょう。同時にWeb会議などを行っている場合、お互いに気も遣います。
固定席がないことにストレスを感じる
フリー席と言われると、毎日どこに座ろうかと考えることが負担で落ち着かない人や、結局いつも同じ席に座ってしまうという人もいるかもしれません。これではフリー席にしている意味がありません。
以上、オフィスのオープンスペースのメリット・デメリットを挙げてきました。開放感があるというメリットを活かしつつ、個々のプライバシーの確保も実現できれば、すばらしいオフィス空間になります。そのためには、集中して仕事に取り組めるスペースとして、個室ブースを導入するという方法があります。
オフィス空間の改善に役立つ、さまざまなタイプの個室ブースが登場しています。
次回は、個室ブースの種類や特徴についてご紹介します。