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コラム

2022年6月27日

Web会議に必要な機材と選び方

Web会議に必要なものって何でしょう?

リモートでできるWeb会議なら、会議室が足りてなくても大丈夫。でも、Web会議をするためには最低限の機材が必要です。

Web会議に必要なもの

1.インターネットに接続できる環境とデバイス

デバイスはパソコンが一般的です。タブレットやスマートフォンでも可能な場合もあります。 

パソコンの選び方のポイント

OSなどが高性能

Web会議は、専用のアプリなどを使って通信するため、通信速度が遅いと、映像が乱れたり会話にタイムラグが生じたりして、うまく伝わらずに会議がスムーズに進みません。通信速度は、パソコンのOSや通信環境に影響されるので、できるだけ高性能なものを選びましょう。

セキュリティ機能

正面以外からは画面を見えにくくする、プライバシースクリーン機能などが搭載された、情報漏洩に対するセキュリティが備わっているものを選びましょう。社外秘の内容が含まれた資料などを用いる場合でも安心です。

バッテリーの駆動時間が長い

バッテリーの駆動時間は長めのものを選んでおくに越したことはありません。会議中に充電が切れてしまう心配を最小限にできます。いつも充電できているとは限りませんし、充電しながらの参加が不可能な場合もあります。

2.Webカメラ

デバイスに内蔵されているカメラでも構いませんが、画像のクオリティが重要な場合は、別途で用意しましょう。

選び方のポイント

高画質

会議では資料や図、表などを用いることもあります。内容を正確に把握するために、できるだけ高画質なものを選びましょう。

適切な画角

画角に応じて映る範囲は異なります。1拠点に2人までなら80度前後で大丈夫ですが、3人以上なら参加者全員が画面におさまるためには90~150度の画角が必要です。参加人数に適した画角のカメラを選びましょう。

3.ヘッドセット(1人で参加するリモート会議の場合)

ヘッドセットは、ヘッドホンやイヤホンとマイクが一体になったものです。これがあれば、会議の内容を周囲に聞かれるのを防ぐことができ、発言する自分の声もクリアになります。

選び方のポイント

ノイズキャンセリング機能が搭載

ヘッドセットは話者の発言をクリアに伝えますが、周囲の雑音を拾ってしまう可能性があります。ノイズキャンセリング機能には、ノイズをカットする「クリアボイスキャプチャー」と、マイクが拾うノイズと逆位相の音を発生させてノイズを打ち消す「アクティブノイズキャンセリング」があります。後者の方が、より自然にノイズが除去されます。      

長時間装着しても疲れない

オーバーヘッドタイプならイヤーパッドの材質、カナルタイプなら耳のラインとのフィット感を確認し、長時間装着していても、疲れたり痛くなったりしないものを選びましょう。

有線タイプと無線タイプ

有線タイプ=音質が安定 ⇒パソコンの前から移動することがない場合

無線タイプ=音質は有線に劣る ⇒パソコンの前を離れることがある場合

参加するWeb会議の状況に応じて、適した方を選びましょう。

4.マイクとスピーカーフォン

マイクは、自宅からのWeb会議への参加など、自分だけが話す場合での使用に適しています。

スピーカーフォンは、ハンズフリーで通話ができるスピーカーとマイクが一体になったもので、会議室から複数の人がWeb会議に参加している場合での使用に向いています。 

選び方のポイント

エコーキャンセリング機能やノイズキャンセリング機能

スピーカーフォンの場合は、特にエコーキャンセリング機能が搭載されていると、スピーカーから聞こえてくる相手の声によるハウリングを抑えてくれるので、よりクリアな音声で通話ができます。  

適切な指向性(マイクが収音できる方向)

単一指向性=一定方向から収音 ⇒自宅から一人で会議に参加する場合

全指向性=周囲360度すべての音を均等に収音 ⇒会議室から複数人で会議に参加する場合

参加するWeb会議の場所や人数を考慮して、適した方を選んでください。

Bluetooth接続とUSB接続

社外でスピーカーフォンを利用する場合はBluetooth(Bluetooth SIG, Inc.)接続の方が便利ですが、有線での接続に比べると、音声の質がやや不安定になる可能性があります。社内の会議室など決まった場所で使用する場合は、USB(USB Implementers Forum)接続の方が音声の質も安定してよいでしょう。

Web会議に必要な機材について、ご参考になりましたでしょうか?

次回のテーマは、Web会議のデメリットでもある音の問題とその解決策についてです。

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