遠隔連携を可能にする製造現場の進化
最近の工場では、製品のキズをチェックする「外観検査」などの自動化がどんどん進んでいます。
特にAIカメラやロボットの導入で、今まで人が目で見てやっていた作業がより早く正確にできるようになってきました。
さらに最近は、工場の機械と外のコンピュータをネットワークでつなぎ、遠隔でデータを処理する最先端の仕組みも始まっています。
例えば、工場で撮った大量の画像を外の高性能コンピュータに送り、その分析結果を一瞬で工場に送り返して機械を動かす、といった形です。
このような仕組みの実現には、
- 大容量データの高速伝送
- 遅延や通信の揺らぎを抑えた安定性
といった通信インフラの進化に加え、
現場側でそれらを受け止めるIT機器の安定稼働が不可欠となります。
製造現場の切実な悩み:「発熱」と「設置環境」
ベテランの職人さんが減っている今、AIなどの最新システムを工場に導入するのはとても重要です。 でも、いざ導入しようとすると必ずぶつかる「現実の壁」が2つあります。
①とにかく熱い!(高発熱機器の集積)
AIや外部と通信するための賢いサーバは、処理能力がすごい分、ものすごい「熱」を出します。
②環境が過酷!(過酷な設置環境)
工場の現場はホコリ(粉塵)や湿気が多く、エアコンがしっかり効いていない場所もよくあります。
この熱と過酷な環境を放っておくと、精密な機器はすぐに熱中症(オーバーヒート)で壊れてしまいます。そうなれば、工場のラインがすべてストップしてしまうという、取り返しのつかない大事故につながってしまいます。
高度なIT活用を支える現場インフラの重要性
これまで、工場の中でこうしたデリケートなIT機器を使うには、「機械のすぐそばで処理を済ませる」か、「わざわざエアコンの効いた専用の部屋(サーバルーム)を作る」しかありませんでした。
しかし今は、「色々な場所に機器を分散して置きたい」「一箇所に集めたい」など、構成も柔軟になっています。 そこで一番カギになるのが、「ホコリっぽくて暑い工場の中でも、サーバが安心して働き続けられる場所」を作ってあげることです。
スマートファクトリーの「最適解」としてのRei Rack(冷ラック)
こんな「現場のSOS」にお応えするのが、日東工業の「Rei Rack(冷ラック)」です。
工場の厳しい環境でも、このラックを1台置くだけで、中に入れた機器が快適に動ける「小さなサーバルーム」が完成します。

冷ラックがスマートファクトリーに不可欠な3つの理由
自分自身を冷やす!(強力な熱対策)
ラック自体に専用クーラーが内蔵されています。周りがどんなに暑くても関係なし!熱を出しやすいサーバでも、常に最適なひんやり温度をキープして連続稼働を支えます。

ホコリや湿気をシャットアウト!(環境からの保護)
密閉された頑丈な箱なので、外のホコリや湿気を寄せ付けません。工場ならではのリスクからデリケートな機器をしっかり隔離して守ります。
どこでもポンと置ける!(導入の容易さ)
大掛かりなサーバルームを作る工事はいりません。ラック1台で完結するので、今ある工場のラインに「後付け」で置くのにもぴったりです。
[品名記号:FSRC] クーラー実装型ラック 冷ラック
詳細はこちら:https://www.nito.co.jp/guide/joutsuu/scenepage4.html#tab1
冷ラックなら、わざわざエアコンの効いた専用部屋を作らなくても、熱々のIT機器を安全に冷やせます。
現場に嬉しい気配り機能として、結露した水(ドレン水)の処理がいらない「ノンドレン方式」を採用しています。
中の蒸発板が水を自動で蒸発させてくれるので、面倒な水捨て作業(メンテナンス)がいりません。万が一水がいっぱいになっても、フロートスイッチが警報を鳴らして安全を守ってくれます。
さらに、防音材(遮音材・吸音材)を使っているため、「クーラー付きなのに意外と静か」なのもポイントです。
工場はもちろん、オフィスやテナントビルなど、静かさが求められる場所でも活躍します。 (※20~20,000Hz(人の可聴領域)を測定した当社試験条件による試験結果(前後左右4面平均値))

機器の「保護」が、DXの信頼性を生む
工場の自動化やAI活用(DX)は、「現場に置いた機器が、止まらずに動き続けること」が大前提です。 日東工業は、長年培ってきた「箱(キャビネット・ラック)」の技術で、デリケートな最先端のIT機器を「どんな現場でも安心して使える形」にしています。
これからもっと工場のAI化や機械同士の連携が進む中で、機器を「冷やす力」と「守る力」をあわせ持つ冷ラックは、スマートファクトリーの屋台骨としてなくてはならない存在になっていきます。
冷ラックがもたらす価値
冷ラックを導入することで、お客様にこんな嬉しい価値をお届けできます。
- IT機器が安定して動くから、工場のラインが止まる心配が減る(ライン停止リスク低減)
- 過酷な現場でも、最新の高性能機器を気軽に置きやすくなる(ハードル低減)
- 大掛かりな空調設備がいらないから、コストを抑えられる(設備投資最適化)
- これからの「工場のDX」を推し進める、頼もしい土台になる(DX推進基盤の構築)
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※本コラムは日東工業の技術資料・ご注意事項を基に構成しています。
実際の条件は、会社や注文時の契約内容、商品、地域によって異なる場合がありますので、必ず販売店や営業担当者にご確認ください。
